漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
60代男性 会社員
お酒を飲んだ翌日に胃腸の症状で薬局に来店された方です。
朝から鼻水が出て止まらず鼻閉もあるとの事。
仕事に支障がでて困るので何かよい薬がないか相談されました。
仕事中のため眠気が出ると困る様なので漢方をお勧めしました。
いろいろと症状が確認したところ、透明な鼻水が出続け、鼻が詰まるため集中して仕事が出来ず辛く、また口が少し渇くなどの症状がありました。
前日は仕事の席での飲み会があったとの事でした。
寒気や節々の痛みや発熱・頭痛などもないとの事。
舌の苔が白く厚い状態でした。
以上の事から風邪による症状ではなく飲食の不摂生から生じる鼻の症状であると説明しました。
体に溜まった余分な湿気を体の外へ追い出す漢方と胃腸の機能を高める漢方をお渡ししました。
お湯に溶かして温かくして服用する様にと説明しました。
お薬をお渡しして後日再来店されたのでどうだったか尋ねました。
服用してすぐに体が温まり鼻閉が軽減してきたとの事でした。
一時的に鼻水が少し多く出る反応があったが、暫くして鼻水も出なくなり鼻から呼吸が出来るようになったため仕事も集中して行えたとの事でした。
今回は症状は治ったが、仕事で再び飲み会があるとの事で胃薬を要望されました。
風邪により鼻症状は生じますが、飲食の不摂生でも風邪と同じ様に起こります。
原因が異なりますが、今起きている症状が同じであれば風邪の時に使用する漢方をお勧めする事で改善出来る場合があります。
一般的に冷たい水分を大量に取ると透明な鼻水が出たり、鼻閉となるので飲食などにも気を付ける必要があります。
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